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製鉄工場の汚染に抗議 当局が村民らを鎮圧

2015年04月19日

【新唐人2015年04月19日】広東省清遠市(せいえんし)瑤族瑤安郷(ヤオ族ヤオアンごう)の大営村では、製鉄工場による汚染に耐え切れず、4月11日から村民らが工場の入り口を塞いで抗議を行いました。14日、300人以上の特殊警察が出動して村民らを退散させました。複数の村民が負傷し、十数人が拘束されました。また、ネットに投稿するのを防ぐため、若者たちの携帯電話は全て没収されました。

 

情報によると、銘豊製鉄工場は設立から3年間、毎日夜になると黒い煙とともに汚水を川に排出し、深刻な汚染をもたらしています。村民らは11日から工場の入り口を塞ぎ、貨物トラックの出入りを阻止しました。14日、特殊警察数百人が村民らを鎮圧しました。

 

瑤族瑤安郷大営村 包さん

「村の200世帯、全員が行きました。特殊警察は少なくとも300人、十数人を拘束しましたが、後に一部だけが釈放され、3〜4人が殴られ、負傷しました。また警察は村に入り、若者の携帯電話を全部没収しました。ネットに投稿できないように」

 

地元村民によると、汚染の影響で川辺で放し飼いをしていたアヒルが生んだ卵は黄身が赤く変色し、飲用水は山から汲むしかないそうです。

 

瑤族瑤安郷大営村 包さん

「工場は夜に稼働し、汚染物質を排出します。昼は作業しません。村民が飼っているアヒルは卵が赤く変色しており、水も汚染され飲めません。洗濯にも使えません。自分で植えた稲や野菜も怖くて食べられません」

 

今年の旧正月期間中、下流の村では水不足のため、川の水を汲んで飲用水にしたところ、40人以上が中毒になりました。

 

情報によると、製鉄工場では金属屑を原料にライトレールやH形鋼(エッチがたこう)、および各種の鋳造部品を製造しています。重金属汚染を案じる周辺住民は何度も地元政府に対策を求めているものの、取り合ってもらえないとのことです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/16/a1191242.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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